白いかおりの島へ
坂本冬美が歌う愛媛県(旧)中島町イメージソング
作詞 池田充男、作曲 浜口庫之助
1989年(平成元年)中島で開催された「中島ばんざいまつり」に坂本冬美が招待され発表された。
デビュー間もない坂本冬美を中島の人たちがとてもあたたかく迎えてくれたことから、彼女はこれ以降、中島町を第二のふるさとと公言するようになった。
中島汽船の船内放送でも使用され、学校やイベントでも歌われることの多いこの曲は、中島のテーマソングとして島民に親しまれている。
この曲は
中島汽船のホームページ
のBGMとして流れており聴くことができる。
NHKで過去に2度、坂本冬美と中島町の結びつきを取り上げた番組を制作している。
2005年にNHKで放送された番組「瀬戸内の再会~歌手 坂本冬美との2日間~」(四国スペシャル)
松山市との合併を控え、町の名前が消えても中島で生き続ける勇気を与えて欲しい!50通以上の手紙に綴られた人々の思いが坂本冬美に届き2004年12月ボランティアで島を訪れた。
2006年の紅白歌合戦では坂本冬美の出番の際に中島町から中継がつなげられ中島町のみなさんから坂本冬美への激励が届けられた。
2007年にNHKで放送された番組「ふるさとの島心ひとつに~歌手・坂本冬美と瀬戸内の人~」(四国スペシャル)
寂れていくふるさとの良さを見直し、島の人達に自信を持たせたいと企画したイベントに再び坂本冬美を呼んだ。
2007年3月17日、18日の2日間中島を訪問した坂本冬美は「冬美便り」で「(紅白の)お礼に伺ったはずなのに、もちつきに参加したり、いろいろな屋台でご馳走になったり、楽しい2日間を過ごし、結局、また中島の皆さんに「元気」を貰って来ちゃいました。」と語っている。
2014年10月19日には「白いかおりの島へ」の歌碑が建立されその除幕式が行われた。除幕式には、作詞家の池田充男と坂本冬美の二人が出席した。歌碑の隣には坂本冬美直筆の「中島万歳」の石碑も建てられ、周りには坂本冬美の故郷、和歌山にちなんだ梅や、坂本冬美のイメージのサクラ、歌詞に出てくるレモン、いよかん、みかんなどが植えられている。
坂本冬美の歌碑はこれまでになく「白いかおりの島へ」が一番最初に建てられた歌碑となった。
2016年4月29日にNHKで放送されたインタビュー ここから「歌手・坂本冬美」
「白いかおりの島」をきっかけにした島の人たちとの絆が坂本冬美の言葉で語られた。
この歌を大切にしてくれる中島の人たちのためにも自分自身が輝き続けなければいけないと決意を語った。