坂本冬美、語る



2018年02月23日発売(株)ジョイフルタウン発行のインタビュー集 「坂本冬美、語る」
編集長の棚橋和博さんがインタビューしてcastに掲載されたものに新たなインタビューを加えて「坂本冬美cast」として単行本化したものである
これまで坂本冬美が語ってこなかったダークサイドも含めてとっても読み応えがある
冬美さんの「楽しさ」が伝わってきて読み手も心地いい
そして目に優しい大きな活字もいい
最後のディスコグラフィ!これもいい

2018年02月21日 新潟のBSNラジオ「ゆうなびラジオ」で棚橋さん自身が 「坂本冬美、語る」 について語っていた
最初に会った時、口調がおばちゃんだった
1時間のインタビューが5、6分に感じ「このお姉さんは面白いな」

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2018年04月17日に放送されたABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」

三代澤さんによるcast編集長棚橋和博さんへの電話インタビュー
「坂本冬美、語る」出版の背景などが御本人の口から・・・「棚橋和博、語る」って内容でした

冒頭、坂本冬美ファンの三代澤さんから「この度は坂本冬美語るよくぞこの本を出していただきました!」と
インタビューでは三代澤さんがファンの心をまさに代弁してくださいましたね
お二人の語る冬美さんの魅力が心地よい(^^♪
「そうそう!」ってうなずくことばかりでした

三:新潟の棚橋さんが坂本冬美さんのインタビューをしてこういう形にしてですねぇ、本にまとめたのは、私も坂本冬美ファンのはしくれとしましては、ある意味「あぁやりはった!」っていう羨ましさであったり尊敬であったり複雑な思いでこの本を読み終えた感じでしたね

棚:いや、三代澤さんなら作れるんじゃないですか?

三:私も何度も坂本冬美さんにインタビューさせていただいておりますが、それがこの書き出しのところで「こんなにも正直にあけっぴろげになにもかも語ってくれるアーティストはいない!」って、最初の書き出しがこれだったんですよ!これ読んだ瞬間に「そう!」って思って

棚:ホントですよ!一番最初にインタビューさせていただいたのは、いまから6年ほど前なんですけれども、なんかちょっと縁があってですね、その一回のインタビューがあまりにも面白くて、そこから何回か続けてインタビューさせていただいたってのがあるんですよね

三:僕ねぇ、なによりこの本の・・・実はすでに今日棚橋さんのインタビューを放送するよりも前に私読んですぐにこんな本があるっていう簡単な紹介だけしたんですよね

棚:ありがとうございます

三:その時ひとこと言ったのが、インタビューをそのまま文字起こししてらっしゃるんで、坂本冬美さんのしゃべってる声で頭の中に文字がずーっと響いてくるんですよ

棚:なるほどなるほど

三:声で出てくるって、この本の面白さってそこだと思うんですが、それは狙い通りですか?

棚:あのですねぇ、狙い通りというか、元々おろしにくい人とですねぇ、そのまま原稿にスルスルとできる人と別れまして、坂本さんの場合はまったく、ほとんどいじってないんですね発言を、私もほとんどいじってないんですけども、だからつまりしゃべっている言葉、今このような形でインタビューしていただいてるんですけど、そのままの言葉でべたおこしをすればこのままになるみたいな・・・坂本さんはそういう部分においては天才的な発言をされる頭の中で整理をする非常に頭に言い方だと思うので

三:あ!なるほど!そうかそういうもんなんですか!

棚:そういうもんなんですよ!めんどくさい人はですねぇ、前後の脈絡なく、まぁ私そういうタイプなんですけども、あれも言ってみたりこれも言ってみたり、最初と最後は辻褄合わないじゃねぇかみたいな人もいたりですねぇ、雑誌編集者としては非常に困るタイプもおられるんですけども、坂本さんまったくそういうのがなく、しかも彼女自身が原稿チェックをいただくんですけども、全然直されないんですよ!だから非常にありがたいコストパフォーマンスが高い語り手であるのではないかみたいな

三:あ~あ、だからそこの雰囲気がそのまんま伝わってくるんですけども、デビュー前の話とか家族の話とか苦労話とか結構この辺もつぶさに語ってはりますよねぇ

棚:そうなんですね、私はずいぶん坂本冬美ファンとしてインタビューアとして遅れてきた人間なんですけども、ほんといえばデビューの頃からっていう風に追っかけていればそういう生い立ちみたいなことも触れられたんでしょうけども、途中から大スターとしての坂本さんにしか出会ってないので、こういう本を作るときには幼少の時どうだったのみたいなことは、読者の方々も知ってる話も多いかと思うんですけど、改めてボクも本を作る上では聞かないといけないなと思って、聞いたら結構いろんなことをつぶさに話してくださって、なんか覚悟を決めたように話してくださいましたね

三:だからそういうところも改めてわかるところだし、坂本冬美さんがどういう声でその当時のその話をしてるかなとかっていうのまで「坂本冬美語る」の本から聴こえてくるんですよ

棚:そうですか!ありがたいほんとにお話ですねありがとうございます

三:コンサートに行くと冬美さんトークの時に結構高齢の方に手を上げてもらって最高齢の人とか80超えてる人に梅干し上げたりとか色々なさるんですけど

棚:そうですそうです

三:その意味もお母さんのご苦労とかお父さんのお話とかおじいちゃんのお話、特にお母さんの話が出てきたところでコンサートのあのくだりっていうのはそういう意味やったんかとか色々わかりました

棚:そうですね、お父様をなくされていたり、師匠である猪俣公章先生なくされていたり、そういう流れの中において、彼女自身は闇みたいなことを言われるんですけれども、そういう悲しみがありながらも、歌とか人間に反映されていくのっていうものを、人生そのものを語ってくださるような人なので、インタビューアとしてはボクは全然偉くなくて、聞き手としてはただふんふんそれでそれでって聞いてるだけで、語り手としての彼女の人間味とかその歴史みたいなことが、そういうことも含めて話してくださることに今回接してですね、いやぁありがたい瞬間に立ち会えてこういう本にできてよかったなぁなんて思いますけどね

三:そしてプライベートな部分は探る気もないですし、わからない部分もいっぱいあるほうがいいと思うんですが、このインタビューの中でなんか結構普通にお食事に行ったりとかデートっぽいこともしてはるのかななんというね

棚:そんなこと私聞いてしまいましたよ

三:ねぇ!言ってはりましたよねぇ!

棚:言ってましたねぇ!ここもカットされると思ってましたけど、カットしませんでしたね、平気でご飯食べて平気でばれませんみたいな

三:ばれないっていうこの辺もね

棚:塗ってますからみたいなこと言ってますから

三:棚橋さんはここまでの集大成みたいな本をお出しになりましたが、これから先坂本冬美さんに関しての夢みたいなものをお持ちですか

棚:これはファンの方にも凄く言われたんですが、「坂本冬美語る」という今回の本の早くの2を作ってくれというようなことを言われていてですね、坂本さんもこないだも明治座で拝見させて頂いたときに楽屋挨拶でお話いただいたんですが、「次のインタビューはいつなの?」みたいな感じを言われていて、ただあまりしょっちゅうお会いするわけにもいかないのでこれからもし願いが叶うことならば、一年に1回くらいコンスタントにインタビューを続けて、例えば55歳とか60とか、叶うことならその節目で2、3ができたらいいなぁという夢はありますね

三:はぁ~!いいですね!それぜひやってください!

棚:いいですかねぇ?

三:棚橋さんだからこそ聞ける坂本冬美っていうのがこれからできてくると思うんですよ!



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