赤橋
坂本冬美が愛する故郷・上富田町に流れる富田川に架かる全長138.5mの潜水橋「山王橋」を通称「赤橋」と呼ぶ。
上富田町文化財教室シリーズ「潜水橋(山王橋)」
中学時代ソフトボール部の練習帰りに、仲間と赤橋から川に飛び込んだという思い出の橋である。
2011年2月1日にTBSで放送された音楽番組「風がはこんできたもの~音楽の原風景~」では、赤橋の上に立ち昔を懐かしむ坂本冬美の姿が放送された。
そして、2011年9月14日発売の「おかえりがおまもり」のジャケット写真には、豊かな自然の中、赤橋に佇むセーラー服の少女の風景が使用されている。
しかし、2011年9月、CDが発売される直前、紀伊半島を襲った台風12号のため赤橋は濁流に流されてしまったのである。
2011年9月5日の「冬美便り」に坂本冬美が綴っている。
なんの因果なのでしょうか。
私達の青春時代の思い出は、流されてしまいましたが、
まるで分かっていたかのように、映像に記録され、CDとして残ることになりました。
寂しく悔しい思いはありますが、
なぜか古い橋の最後を看取ってあげられたのかな、とも思います。
上富田町の潜水橋(山王橋) ( 和歌山県 ) - 紀南エアーシステム (和歌山人)より
思い出の赤橋は2013年に再建され生まれ変わっている。
水に潜ってしまう橋!潜水橋が新しく復活します。 - 紀南エアーシステム (和歌山人)より