あばれ太鼓


坂本冬美のデビュー曲
1987年3月4日リリース
作詞:たかたかし、作曲:猪俣公章
B面は「あじさい酒場」

あばれ太鼓ジャケット坂本冬美プロフィール

師匠である猪俣公章は坂本冬美のデビューにあたり候補曲を8曲準備した。
以下の8曲だと思われる。(Web記事等からの推測)

1 あばれ太鼓
2 あじさい酒場
3 あんちくしょう
4 浜っ娘一代
5 人生どまん中
6 海峡の詩
7 湯の町あかり
8 冬未練

その中から「あばれ太鼓」がデビュー曲に決定したわけであるが、坂本冬美は気に入らなかった。
題材が30年前に村田英雄が歌ってヒットした無法松。
古臭いと感じた。
もともと石川さゆりにあこがれて演歌歌手になった坂本冬美はしっとりとした女唄を歌いたかった。
さらに、候補曲の中で一番歌いにくい苦手な歌だったそうである。
歌手にとって一番大事なデビュー曲。
坂本冬美は意を決して師匠である猪俣に直訴した。

「この歌は流行らないと思います」

それを聞いた猪俣は「新人が流行るの流行らないのと、百年早い!」と一括。
結果「あばれ太鼓」は80万枚を超える大ヒットとなった。
いまではこのデビュー曲に感謝しているそうである。

確かに無法松を題材にしてはいるが、普遍的な人の世を歌っている。
この歌に勇気づけられた人は多いようである。
歌手の米良美一もそのひとりで、TV番組で次のように語っていた。

米良「僕が自分の体に希望を持てないような時期にね、冬美ちゃんがあばれ太鼓を唄ってデビューしたときに、シングル買ってそれ聴いて、すごくやっぱ憧れて、それを頻繁に歌うようになったのよね」

キャンペーン

NHK紅白歌合戦では、1995年と2003年の2回歌唱している。
特に、1年間の休業から復帰した2003年の紅白では、感激に声を震わせながらも最後まで歌い切った坂本冬美。
ひとまわり大きく復活してきたのを印象付ける歌唱だった。

紅白復帰時の歌唱



「あばれ太鼓」を歌う坂本冬美の立ち姿

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